現在の最高級品のプリアンプでは、ボリュームコントロールに非常に気を使った
ものがあります。最高級品の抵抗を一本一本組み合わせ、三十接点ほどの切り
替えスイッチを使用してボリュームを作ったものや、高級トランスの巻線比を利用し
数十段のタップを取り、切り替えスイッチを利用してボリュームコントロールを
しているものです。両方共に非常に高価な価格がつけられていますが、音質的な
改良にはほとんど役に立っていません。前者の高級な抵抗の組み合わせをした
としても、抵抗一本のわずかな改良でしかありません。ボリューム抵抗の持つイン
ピーダンスの上昇や、分圧による電力の大きな損失は何も解決しません。後者の
ほうは、電力の損失はほとんど無く低インピーダンスにできますが、トランスによ
る周波数特性の劣化という大きな問題が発生します。
今までは、ボリュームコントロールのネックである問題を解決する方法はあり
ませんでした。しかし、このプリアンプは増幅率により音量調整ができる画期
的なものです。ボリューム抵抗のようなインピーダンスの上昇は無く、分圧によ
る電力の損失も無く、トランス利用の物のような周波数特性の劣化もありませ
ん。要するに、アンプの増幅をゼロ倍から十倍ほどまで自由に変化出来るように
したものですが、信号はアンプのみで抵抗もトランスも通りません。要するに、一般
に言われるボリュームが無い状態なのです。そして、出力インピーダンスはトランス
利用のものより低く大電力です。周波数特性は測定が困難なほど良く、分圧も無い
のでセパレ−ションは抜群に良いのです。
¥850,000に価格をつけていますが決して高くは無いと思います。数台の
販売の結果は驚くほどの反響を頂いています。プリアンプの購入を予定されて
いましたら是非とも候補に入れてください。
新回路の製品でご心配があると思いますが、テストを含めて2年間まだ何の
問題も発生していません。全ての面でこれ以上の製品は出来ないでしょう。 |