レプリカ2は適正針圧が3.5グラムのローコンプライアンスカートリッジです。重量級のアームを使用することが良いのですが、工夫することで一般的なプレーヤーに使用されているユニバーサルアームで使用出来ます。軽量級のアームの場合は針飛びや歪みを起こしたり歪んだりする事があります。そのような場合は下記の対策をして下さい。歪みを無くしたり、音を良くする方法です。上位機種のスピリッツやプレミアムはコンプライアンスが高くなっていますので問題ありません。

対策

1. レプリカ2の針圧は6グラムまでかけられます。通常は４グラムで十分ですが針圧を徐々に重くして確かめてみる。
2. レプリカ2を重いシェルに付け替えてみる。又はそのままのシェルの上に重りを貼り付けるなどして重くする。重りの量はご使用のアームでゼロバランスが取れる最大の重さにして下さい。この方法は効果が大きく、針圧を上げるよりも効果的です。
3. ご使用中のアームのメインウエイトの重さを計り、その半分の重さになる量の鉛板をメインウエイトに巻きつける。

（ａ）　メインウエイトに針圧のメモリが繋がっている場合は針圧は1.5倍になります。3.5グラムの針圧をかける場合は約2.3グラムのメモリでよいということになります。
（ｂ）　メインウエイトとは別に針圧専用のウエイトが付いている場合はそのまま3.5グラムをかけてください。
この方法でアームのシェル込みカートリッジ耐重量は標準の1.5倍になりますので思い切りシェルの重量を重くする事が出来ます。この方法はアームの質量を大きく上げる事が出来て、慣性モーメントが大きくなります。その結果レプリカ2本来のトレース能力を発揮させる事が出来、非常によい音が出ると思います。

※　2、でほとんどの場合が解決すると思いますが、いい音に感じられなかった場合は是非3、に挑戦してみて下さい。